間伐、放置
盆地である京都では、少し足を伸ばせばトレッキングができる。自宅から見える大文字山を、鹿ケ谷方面から登ってみた。秋が近づいたといえ、やはりまだ気温が高く、少し歩いただけで、汗が流れてくる。けれども山の空気はすがすがしくて、気持ちいい。爽快である。ただし往復3時間の山登りで、すれ違った人は2人だけ。山の降りた、東山界隈はたくさんの人で混み合っている。行政的な言葉を使うならば、都市付近の山という観光資源が生かしきれていない。
大文字山のすべてではないが、一部の地域はスギが植林されている。そして小さな苗木であったスギは成長し、混み合ったきた。そこで、わりと最近、間伐されたようだ。間伐された森の中は、太陽の光が入って、じゅうぶんに明るい。それが歩きやすさの一因にもなっている。
しかし、である。しかし間伐された木は、谷に放置されたままとなっている。おそらく30年生ぐらいのスギの木が、枝を払われて、ゴロゴロと転がっているのである。トレッキングのために遊歩道のような道はあるが、材木を運び出す林道はない。だから運び出すことができない。仕方がないとはいえ、もったいないなあ。
この森は将来、どうなるのだろうか。かりに200年ほど立てば、相当な大木に育つはずであり、そうなると、かなりの高値で引き取ってくれる人も出てくるかもしれない。林道をつけるための費用も賄えるようになるかもしれない。
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