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2009年6月 2日 (火)

20世紀マーケティングの終焉

アメリカ最大の自動車メーカー、ゼネラルモータースが経営破綻した。09年の1~3月期の四半期だけで、最終赤字額は約60億ドルにのぼったそうだ。とてつもない金額である。

かつてGMのマーケティングは非常に優れていたと評価された時期があった。アメリカの自動車メーカーのパイオニアといえば、フォードモータースで、もともとフォードはT型フォードという実用的なクルマをつくっていた。いっぽうGMは1920年代頃から、クルマにデザイン性を持たせて、複数のブランドをつくりだしてゆく。

そして定期的にモデルチェンジを行い、従来の車種を陳腐化し、新たな購買意欲を刺激してゆく。移動という機能だけではなく、クルマにファッション性を持たせてゆく。それによって拡大再生産の輪をどんどん大きくしていった。ほどなくGMは、フォードを追い抜き、世界一の自動車メーカーになった。

GMの経営破綻。それは大量生産・大量消費を追及した20世紀型マーケティングの終焉を象徴していないだろうか。

100年に1度の経済危機だと言われている。GMが設立されたのは、いまから約100年前の1908年である。時代は変わってゆく。

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